知って得する!住宅まめ知識
健康住宅の基本
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廻りにどんなに家が建て込んでいようと、どこにでも風は吹きます。日照時間の差こそあれ、どこにでも陽は差し込みます。陽の入り口と風の通り道を考えて計画することが健康的な住宅を設計することの第一歩です。平面的に難しい時は、階段や吹き抜けを利用して断面的に考えることも一つの手段です。今までの発想を変えて、一番利用する時間の長い居間や台所を2階に設けることも有効な方法だと思います。敷地に樹が一本残っていれば、その樹を大切にどの部屋からも見ることができるようにすれば、視覚的にもゆとりができます。そのようなことがうまく考えられれば、それだけで、四季を感じられるさわやかな家になるはずです。まずは敷地にじっくりと腰を据えて、光の移ろいと風の流れを感じてみませんか。
二世帯住宅が最近増えてきたり、家族内でのプライバシーなど、家を考えるとき家族のあり方をもう一度問い直してみたい問題です。玄関からキッチンまで別々の二世帯住宅が本当に良いのか、立派な個室を子ども達に与えることが必要なのか.... それは個々の感性、それぞれがおかれた環境によって異なってくると思います。ただ、間違いなく言えることは、限られた敷地の中では、部屋の数を増やせば増やすほど、おのずと一つ一つの部屋は狭くなり、みんなで集まる部屋も窮屈にしてしまいます。家には家族全員が集まりくつろぎ、語り、泣き、笑う…そんなスペースが充実している方が良いと思うのですが。大きな部屋があることは、視覚的にも広く感じられ、なによりも家族のコミュニケーションの場として心の健康にとても重要なのではないでしょうか?
使われない部屋や、物置を開けたときにカビ臭い臭いを経験したことはありませんか。それは家が病んでいるのです。家の健康を考えることが人の健康につながります。 まず、家全体の通風を考えます。開口部を大きくとり、家の端から端まで風の通り道をつくります。その取り方は一件一件の状況で変わってきますが、家族室を大きくとり、各個室への通路をかね廊下部分を極力減らしたり、平面的に難しいときは断面的に風の通り道をつくることもできます。 そして使わない部屋はつくらない。どうしても必要な時は家族室に隣り合わせて襖等で仕切れる程度にしておいた方が良いでしょう。 それと見えないところの通気にも十分注意して、床下、屋根裏の換気はもちろん、外壁の二重通気工法なども取り入れたいシステムです。
開口部を大きくすることと高断熱・高気密とは、決して矛盾することではないと考えています。ただ、大きな開口部の断熱、気密性を高めるにはペアガラスや気密性の高いサッシを用いなければなりません。少し前では、ペアガラスのサッシといえば高級品でなかなか使うことができなかったのですが、最近ではサッシも各メーカーから多数出されるようになり、価格的にもずいぶん使いやすくなってきました。これからはもっと普及してくると思います。また、木製のペアガラスを使ったサッシはとても魅力的な製品です。気密性に優れ、視覚的にも優しく、結露の心配もありません。予算に余裕のある方にはお薦めです。断熱材も細かな繊維がでてしまうことが問題とされているグラスウール断熱材に変わり、イソシアヌレートフォームや木片・古紙を再利用した製品、コルク系のものなどもこれから取り入れていきたい素材です。 |
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